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受験校の過去問は最初に解くのがおすすめ!その理由とは

受験校の過去問は最初に解くのがおすすめ!その理由とは

受験勉強において総仕上げとして使うイメージの強い「過去問」。けれど、その過去問を受験勉強の最後にだけ使うのはもったいないです。 過去問をフル活用するには、志望校が決まったとき「最初に」解いてみるのがおススメです。最初に過去問を解くことで、志望校までの勉強がより効率的に進められます。 本記事では、受験校の過去問は最初に解くのがおすすめの理由について解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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受験校の過去問はいつ解く?

受験校の過去問を解くタイミングというと、多くは受験前の冬、早くても夏休み明けくらいからでしょう。この時期は、それまで積み重ねてきた勉強を思い切りぶつけて、実践力を養い、志望校を攻略するために徹底的に過去問研究をします。

総仕上げとして過去問を解き、傾向と対策を練る時間は非常に重要です。

一方で、過去問を総仕上げだけではなく、ここでおススメするのは志望校が決まった最初のタイミングで解く受験勉強の進め方です。

最初に解くとだけ聞いても、「まだ本格的に受験勉強もしていないのに過去問を解いて意味があるの?」「まだ過去問を解けるほど実力がついてないよ」と思うでしょう。

まだ解けるほどの実力がついてなくても、過去問を最初に解くことには大きな意味があります。それを知るために、過去問を解く意味を確認しながら、最初に過去問を解く理由について見ていきましょう。


過去問を解く意味ってなに?

「とりあえず志望校が決まったら最初に過去問を解けばいいのね」とただ過去問に手を伸ばして適当に解いてみても、メリットはあまりありません。そもそも過去問は何のために解くべきなのでしょうか?

最初に過去問を解くことを最大限受験勉強に生かすためには、「過去問を解く意味」をしっかり分かっておく必要があります。

この部分を曖昧にしたままでは、せっかく過去問を解いても時間と労力を無駄にしてしまうので、最初にきちんと理解した上で過去問に取り組みましょう。

志望校の傾向とレベルを知る

過去問を解くと、志望校の傾向とレベルを知ることができます。

私立でも公立でも、多くの学校では毎年の出題傾向はほぼ同じです。年度によって出題分野などの変更が行われることもありますが、ほとんどはそれまでの出題傾向が引き継がれます。

過去問を実際に解いてみると「数学は今の自分にはとても難しかったけど、英語は解きやすかった」とか「全然時間が足りなかった」と感じることも。学校によっては「学校独自の問題」が特徴的だったり、大問構成が普段受けている模試とはまったく違うなんて発見ができたりもします。

つまり、最初に過去問を解くことで「このレベルの問題が解けるようになっていればいい」と知ることができるのです。

志望校ごとの特徴やレベルを知ることで、最終的に解けるべきレベルを確認できます。

具体的に得点したい問題が分かる

最初に過去問を解くと、結果はおそらく合格点に届きません。けれど、それが当たり前です。

ただ「あーあ、やっぱりこんなにできない」で終わらせるのは絶対にNG。解いたら必ず、「現時点で正解できた問題・まったく解けなかった問題」を丁寧に確認しながら解き直しをしましょう。

解き直しをする際は、間違えた問題すべてを振り返る必要があります。ただ注意したいのは、本番ですべての問題を正解する必要はないということ。

解き直しとは別に、「あとどの問題を正解していたら合格点に足りたのだろうか」と考えてみることが大切です。「あと何点足りなかった」と考えるよりは、「あとこの問題とこの問題を正解すれば合格点」の方がずっと具体的に足りない部分を把握できるのでおススメです。

これで同時にわかるのは「捨て問」です。問題構成の中には受験生の一部しか解けないような、難問が含まれている場合があります。

難問は解くのに時間がかかるため、限られた試験時間の中ではチャレンジしない方がよいことも。過去問を解くことで「この問題は余裕があったらでOK」とわかります。

特に難関校の入試では確実に得点しなければいけない問題と、このような「捨て問」と言われる難問が出題されることが多いです。

難問を解けるに越したことはないですが、普段の受験勉強で「この問題も出題されていたからこのレベルも解けるようにならなければ!」と難問にばかり時間を取っていたら、確実にとるべきところの勉強がおろそかになってしまうかもしれません。

最初に過去問の構成を見ておくことで、まずは最低限どのレベルを目指すべきかが明確になり、戦略的な受験勉強ができるようになります。


入試問題と実力のギャップを知る

すでに書きましたが、この時点では志望校を決めたばかりなので、解けない問題が多くてもOK。この時点で必要なのは「ゴールと現時点のギャップの確認」です。

もしかしたら意外と数学は解けたかもしれません。もしかしたら英語は全然できなかったかもしれません。いずれであっても、現時点での実力との差を知ることがとても重要です。

ゴールを知れば目指すべき姿がクリアになり、差がわかればそれを埋める具体的な手段を考えることができます。

志望校が決まったら、まずは過去問がおススメ!

最終的に突破するべきは本番の試験です。その試験を攻略するのに最も有効な教材が過去問ですよね。過去問からは志望校の様々な情報が得られます。その情報を、これからの試験勉強に生かすためにまずは過去問を1年分だけ解いてみるのがおススメです。

ただし、過去問を解くときには「正しく解く」ことを忘れないでください。実際に解くときには次のことに注意しましょう。

・時間を計って解く
・すぐに採点する
・復習は捨て問も含めた全問題を丁寧に

問題を解くときにはできるだけ入試本番の環境に近づけて取り組んでみましょう。入試が午前中にあるなら、午前中の同じ時間で解くのがおススメです。

そしてすぐに採点・復習します。自分が解いたときの考えがまだ頭に残っているうちに解説を読み、丁寧に解き直しをして、現時点での実力と求められている学力の差を確認してください。

「偏差値〇〇を目指す」「模試でA判定を取れるように勉強する」でも、もちろん一生懸命勉強を積み重ねていけば成績は上がっていきます。

ただ、入試問題は学校によって特色のあるものですから、難関校になるほど「実際にその学校の試験を突破できるか」が鍵になってきます。

最初にゴールを知っておくことで、より志望校に最適化した受験勉強をすることができますよ。

もちろん過去問は総仕上げにも使い尽くそう

ここまで最初に過去問を解いてみる方法を紹介してきましたが、もちろん過去問は総仕上げにもフル活用してください。

最初に解いてみる過去問はゴールを知る目的で使うので、1年分だけでOK。

そのほかの過去問は勉強の総仕上げとして使い、入試直前まで徹底的に使い尽くしてください。総仕上げとして使う過去問は、より本番を意識して使いましょう。

一度解いた過去問でも何度も見返して、「より効率的に解くにはどの順番で解くのがいいだろう?」「問題全体の流れはどうなっているのか?」と見返し、実践力を磨いていってください。

過去問を最初に解いてみて勉強を最適化しよう!

過去問を最初に解くことはゴールを知ることです。ゴールが曖昧のまま勉強を積み重ねるより、ゴールを明確にしてからスタートした方が、無駄な勉強を省けます。

ただでさえ受験勉強は時間に限りがあります。限られた時間の中で、勉強を最適化し、最短距離でゴールにたどり着くため、最初に過去問を解いてみることをおススメします。



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