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大学受験の面接対策【よく聞かれる質問と成功のための3つの秘訣】
面接の経験があまりない高校生の皆さんにとって、大学受験の面接は不安に感じることでしょう。 今回は大学受験の面接のマナーや流れを確認し、頻出の質問項目について詳しく解説します。面接成功のための秘訣もお伝えするので、最後まで読んでしっかりと対策してくださいね。
- 目次 -[非表示]
- 大学受験の面接は大きく分けて3パターンある
- 大学受験の面接の流れをチェック
- ①控室から面接は始まっている
- ②マナーに気を付けて入室する
- ③許可が出てから着席する
- ④ハキハキと明るく受け答えする
- ⑤分離礼をして退席する
- ⑥面接の流れは動画を見て繰り返し練習しよう!
- 大学受験の面接でよく聞かれる質問と回答のポイント
- ①志望動機
- ②大学入学後の目標や進路
- ③高校生活について
- ④自分自身について
- ⑤時事問題について
- ⑥逆質問
- 大学受験の面接で注意するポイント4つ
- ①服装やマナーではそれほど差がつかない
- ②結論→理由の順番で話す
- ③沈黙を長く作らない
- ④ミスしても最後まで諦めない
- 大学受験の面接を成功させるための3つの秘訣
- ①自分の言葉で熱意を伝える
- ②よく聞かれる質問項目をとことん深堀する
- ③複数の人に練習してもらう
- 大学受験の面接は繰り返し練習して対策しよう!
大学受験の面接は大きく分けて3パターンある
総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)では面接がよく行われます。
大学受験の面接は大きく分けて3パターン。
個人面接は受験生1人に対して面接官が2~3人程度の一般的な面接。集団面接は受験生3~5人に対して面接官1~3人で行われます。
他にも受験生10名前後で討論するグループディスカッションや主に理系学部で行われるプレゼンテーション式の面接もあります。
どのパターンの面接でも対策と練習は必須です。
大学受験の面接の流れをチェック
大学受験の面接では決まった流れがあります。1つ1つの動作を丁寧に行いましょう。
①控室から面接は始まっている
控室では係員の指示に従って静かに待ちます。スマホや髪を触る等落ち着きのない行動はNG。
座り方にも注意が必要です。足を組んだりだらしなく座ったりしないように、背筋を伸ばした姿勢を心がけます。
コートを着ている場合は脱いで軽くたたんでおきましょう。
面接は控室から始まっていることを意識して!
②マナーに気を付けて入室する
呼ばれたら「はい」とはっきりと返事をしてドアを2~3回ノックします。
「どうぞ」等と言われたらドアを開けて「失礼します」と言ってから入室。ドアは両手で丁寧に閉めます。
椅子の横まで移動し、受験番号、学校名、氏名を伝えた後「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀します。
③許可が出てから着席する
面接官に「着席してください」等と言われたら、「失礼します」と言ってから着席します。
椅子の背もたれは使わず、背筋を伸ばして浅く座ります。足は開かずきちんと揃えましょう。
男子は手を軽く握って、女子は左手の上に右手を重ねて膝の上に置きます。
④ハキハキと明るく受け答えする
面接中は明るくハッキリとした受け答えが大切。
下を向いたり目線が何度も動いたりすると、自信のない印象に。あごを引いてしっかりと面接官を見ましょう。
目をずっと見続けるとお互い居心地が悪くなるときも。目線は面接官の鼻からあごのあたりにしても良いでしょう。
髪や顔を触る等の癖は気になるもの。自分では気付かない癖があるかもしれないので、先生や友人にリサーチしておくと安心です。
集団面接の場合は他の受験生が話しているときも気を抜かずに、軽く頷きながら聞けると好印象。
⑤分離礼をして退席する
面接官が面接の終了を伝えたら、椅子の左側に立ち「ありがとうございます」と言ってからお辞儀します。
挨拶とお辞儀を分けることを分離礼といいます。面接では分離礼を心がけてください。
退出するときは「失礼します」と言い、会釈します。最後までしっかりとドアを閉めましょう。
⑥面接の流れは動画を見て繰り返し練習しよう!
面接の流れは動画で確認するとより分かりやすいです。
練習の様子を撮影して自分で見直してみると姿勢や癖等の改善点を見つけやすいですよ。
大学受験の面接でよく聞かれる質問と回答のポイント
大学受験の面接では定番の質問があります。差がつく回答のポイントとともに解説します。
①志望動機
志望動機は必ず聞かれる質問です。志望理由書と食い違いのないように伝えましょう。
他の大学でも通じるような志望動機ではなく、その大学でなければいけない理由をしっかり伝えます。
大学のホームページやパンフレット、アドミッションポリシーを熟読して理解することが大切。
オープンキャンパスに参加した場合は、感じたことや良いと思ったポイント、印象に残っている言葉等を具体的に伝えます。尊敬する卒業生や教授がいれば研究室や論文等を調べておくと◎。
②大学入学後の目標や進路
大学で何を学びたいか、卒業後の進路や目標とする職業についても聞かれる場合が多いです。
ハッキリと決まっていない場合は、「〇〇と△△で迷っていますが、在学中に◇◇の講義や実習で適性を見極めたいです」等と具体的に答えましょう。
③高校生活について
高校生活で頑張ったことや学んだこと、影響を受けた出来事等を質問されることも。
部活を頑張ったというエピソードはよくありますが、どのような目標を掲げて、それに向けてどう努力したり工夫したりしたのか、その結果どのようなことを成し遂げたのかを伝えましょう。
数字で表現できると伝わりやすいです。
志望する学部や関係する職業に関することだと、一貫性が感じられますね。
④自分自身について
長所と短所、得意科目と苦手科目、自己PR等から面接官は受験生の人間性について確認します。
短所や苦手科目は改善のために取り組んだことを伝えましょう。
自己PRはアドミッションポリシーに基づき、大学が求める学生像を分析して伝えます。
欠席日数が多い場合は理由を聞かれることも。言い訳をせずに正直に理由を伝えたうえで、欠席期間を通して学んだことや考えたことも合わせて伝えると良いでしょう。
⑤時事問題について
最近気になったニュースや読んだ本についての質問も頻出。志望学部に関するニュースはチェックしておきましょう。
ニュースについてどう感じたかはもちろん、疑問点があれば調べたり先生に聞いたりしておくと◎。
⑥逆質問
「最後に何か質問はありますか?」と言われることも。ここで「特にありません」はもったいない!
「入学までに身に付けておくべきパソコンのスキルはありますか?」「今までで1番印象に残っている学生はどんな人でしたか?」等の質問を用意しておきましょう。
大学受験の面接で注意するポイント4つ
大学受験の面接で必ず押さえておきたいポイントをまとめました。
①服装やマナーではそれほど差がつかない
マナーや身だしなみはとても大切です。
しかし、服装やマナーは他の受験者もきちんと対策してくるため、それほど差がつかないもの。
面接で1番大切なことは発言の内容であることをしっかり心に刻んでおきましょう。
②結論→理由の順番で話す
質問にはまず結論を言ってから理由を述べましょう。
「はい、〇〇です。理由は2つあって…」と答えた方がわかりやすいですよね。
面接官は多くの受験生と接しています。簡潔でわかりやすく伝えることを心がけましょう。
③沈黙を長く作らない
予想外の質問をされてすぐに答えられないこともあるでしょう。そんなときでも沈黙の時間は作らないこと。
「少し考える時間をいただけますか」「少しお待ちいただけますか」等と伝えて一呼吸置きましょう。
④ミスしても最後まで諦めない
面接は緊張して当たり前。少しの言い間違えや言葉のつまり等の小さなミスを気にする必要はありません。
ミスしてしまっても引きずらず、気持ちを切り替えて最後まで諦めない姿勢で臨みましょう。
大学受験の面接を成功させるための3つの秘訣
自分の思いをしっかりと面接官に届けることが成功の秘訣。具体的に何をすれば良いかをお伝えします。
①自分の言葉で熱意を伝える
面接の回答例はたくさんありますが、それは自分の言葉ではありません。
自分の体験や思いを自分の言葉で熱意を持って伝えることが大切。
面接官は多くの受験生や大学生と接しています。上辺だけの発言や事実に基づかないエピソード等は見抜かれてしまうことも。
②よく聞かれる質問項目をとことん深堀する
頻出の質問についてはとことん深堀しましょう。
例えば「どうして学びたいのか?」という質問を深堀するときは、きっかけとなる体験は何だったか?印象に残っている言葉はあるか?どう感じて、次のアクションはどうしたか?行動した結果どうなったか?新しい目標は生まれたか?等1つの質問に対してしっかりと深堀します。
自分自身について深く考えることになるので、「どうして学びたいのか?」という質問について深堀したことが、長所や短所の答えに繋がることもあります。
③複数の人に練習してもらう
1人の先生だけでなく、他の先生や塾の講師、親等複数の人に面接練習に付き合ってもらいましょう。
1人との練習ではワンパターンになりがち。たくさんの人に多角的に見られることで新しい発見があるかもしれません。
友人同士で面接官と受験生のそれぞれを体験してみることもおすすめです。
大学受験の面接は繰り返し練習して対策しよう!
大学受験の面接には決まった流れがあります。動画を見て繰り返し練習しましょう。
よく聞かれる質問はしっかりと深堀して具体的に答えると伝わりやすいです。
面接は複数の人に練習してもらうといろいろな気付きが生まれますよ。
何よりも自分の言葉で熱意を伝えることが大切です。
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