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【受験生必見】受験前日・当日の過ごし方まとめ
受験前日・当日は誰にとっても普段以上に緊張してしまうもの。 しかし、緊張しているということは「失敗したくない」「これまで頑張ってきたことを無駄にしたくない」というあなたがこれまで頑張ってきた証なのです。 笑顔で春を迎えるために、今回は緊張を取り、コンディションを最高にする「受験前日・当日の過ごし方」について解説します。
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受験前日の過ごし方3選
1.ゆったり過ごす
受験前日・当日はただでさえ緊張するもの。
人によっては1週間前から緊張でそわそわしてしまう人も多いのではないでしょうか。
緊張してしまう人ほど、「これまでやってきたこと」が味方になってくれます。
「朝起きたらまず顔を洗う」「勉強をする前に必要な道具を並べる」など、あなたがこれまでしてきたルーティンを、前日こそ丁寧に行ってみてください。
「慣れている行動をする」ことは、無意識的に「安心できること」なのです。
いつも通りに慣れた行動をすることで、身体をリラックスさせることができます。
そして、身体がリラックスできていると、必要以上に緊張することを防ぐことができるのです。
受験前日は、気合いを入れて勉強を詰め込むのではなく、これまで何周もしてボロボロになった参考書を眺めたり、使ったノートを重ねてみたりして「これまでやってきたこと」を可視化してみてください。
「自分はこれだけやってきた!」と自己暗示をかけることで、不安を取り除き、前向きな気持ちになることもできますよ。
2.早く寝る
脳のコンディションに直結するのは、他でもなく「睡眠」です。
前日は、本番のコンディションを万全にするために、良質な睡眠を摂るための努力を心がけましょう。
良質な睡眠を摂るための工夫としては、
・湯船につかる
・寝る直前にスマホなどを見ない
・カフェインの食べ物・飲み物は控える
・遅くまで勉強しない
・食事は寝る3時間前までに済ませる
といったものが挙げられます。
緊張で眠れないこともあると思いますが、無理に寝ようとするとかえって身体に余分な力が入り眠れなくなってしまいます。
そんなときは、無理に寝ようとせずに「自分は緊張しているんだな」と自分を俯瞰して見ることでリラックスすることができますよ。
不安な気持ちを誰かに話すことも、リラックスするための工夫の一つです。
3.当日の準備をする
当日の朝は、緊張していることもあり思っているよりも時間のないものです。
当日必要なものを忘れて焦ってしまい、テストに影響することがないように、前日にしっかり準備をしておきましょう。
受験票や鉛筆、シャープペンシル、行き帰りの十分な交通費など、「当日必要なもの」を揃えることはもちろん、合格祈願のお守りやいつも一緒にいる小さなぬいぐるみなど「あなたにとってお守りになるもの」をカバンにしっかり入れておきましょう。
受験校によっては、当日使用できるものに制限がある場合もあります。
筆記用具は鉛筆のみ、服であっても英字のプリントがあるものはNGなど、受験における制限は学校や試験によって様々ですので、1週間前までには募集要項を読み、必要なものや規制にかからないものを用意しておいてください。
本番でカンニングはいけませんが、直前までは復習をしておける学校がほとんどかと思いますので、不安な箇所をまとめた自分だけの「弱点ノート」などを入れておくこともおすすめです。
受験当日の過ごし方7選
1.試験開始時間の3〜4時間前に起きる
脳の働きが最高になるのは、起床後3〜4時間後と言われています。
また、食事を摂ったり、余裕を持って家を出るためにも早起きすることは必要です。
自分がどれくらい睡眠を摂ると調子がいいのか、また起きてどれくらいの時間で脳の働きがよくなるのかは人によって違いますので、普段から寝る時間の記録や「だいたい何時巻目に頭が冴えるか」などを把握しておくのがよいでしょう。
2.いつも通りの朝食を摂る
頭を使うためにはエネルギーが必要不可欠です。
しかし、受験だからといって特別な朝食を摂ることはかえって身体によくありません。
受験に勝てるように「カツ丼」を朝から食べてお腹が痛くなってしまったというエピソードはよく耳にしますよね。
普段食べ慣れていないものを食べることは、身体にとってもよくありませんし、いつもと違う朝食という「特別感」が緊張につながることもあります。
寝る時間や起きる時間、ルーティンなどだけでなく、朝食も「いつも通り」を心がけることでリラックスにも体調不良の予防にも繋がります。
3.時間に余裕を持って家を出る
時間に余裕を持って家を出てほしい理由は、3つあります。
1つ目は、交通機関の麻痺が考えられるという点です。
受験は冬に実施されることが多いため、雪や路面凍結などでバスや電車などの交通機関が止まったり、遅れがでたりする場合が考えられます。
2つ目は、余裕の確保のという点です。
本番前はトイレに行きたくなったり、また「遅刻するかも」という不安が緊張感に繋がったりします。
本番前に落ち着いてトイレに行くためにも、気持ちに余裕を持って現地に向かうためにも、家を早めに出て「現地での余裕」を確保してください。
3つ目は、現地までスムーズにたどり着くことができるとは限らないという点です。
1つ目に紹介したような天候の問題はもちろん、乗り慣れていない公共交通機関を使うことで希望の時間に乗り損ねてしまったり、車で送ってもらう場合でも道や送迎場所が混雑していてスムーズに辿り着けないという場面が発生したりします。
時間の余裕は、そのまま気持ちの余裕に直結します。
気持ちにも状況にも余裕をもつために、「予定より1本早めのバスや電車に乗る」「予定より10分早めに家を出発できるようにする」ことを心がけましょう。
4.試験前にトイレを済ませる
緊張するとトイレに行きたくなるのは誰にとっても自然なことです。
普段のテストでは行きたくならないからと言っても、当日は何があるかわかりません。
「当日は何があるかわからない」というのが受験の怖いところ。
だからこそ、「試験前にトイレに行く」という保険をかけておいて損はないのです。
また、会場には1人で心を落ち着かせることができる空間はありません。
しかし、「トイレ」であれば、1人の空間・1人の時間を確保することができます。
「トイレ」には1人になれる空間で気持ちを落ち着けるという効果もあるのです。
しかし、誰にとっても自然なことだからこそ、あなただけでなく他の受験生も同じように試験前にトイレに行くことを心がけています。
その結果、会場のトイレはいつも混雑してしまいます。
試験の休憩時間には早めにトイレに行ったり、混雑を避けたりという工夫をするのも良いでしょう。
5.ポジティブに考える
どれだけこれまで頑張ってきても、「わからない」問題が出てきてしまうこともあります。
しかし、そこでパニックになって焦ってしまうと、解ける問題も解けなくなってしまいます。
状況がピンチだとしても、心持ちや考え方次第で「チャンス」に変えることができるのです。
「わからない」問題に当たった時は、「どうしよう」と焦るのではなく、「面白い問題を出してきたな」「でも自分ならできる」と深呼吸をしてポジティブに捉え直しましょう。
「この問題は完璧に解けなくても、他の問題で完璧にしよう」など、気持ちや作戦を切り替えることも必要です。
6.試験の合間に答え合わせをしない
わからなかった問題や、不安な問題はついつい答え合わせをしたくなってしまうもの。
しかし、提出してしまった問題はそれ以上変えることができません。
むしろ、「やっぱりできなかった…」と落ち込んでしまうと次の試験のモチベーション低下にも繋がります。
集中するべきは「次に行われる試験」です。
終わった試験は、あくまでも「終わった試験」です。
提出した回答に気を取られてしまって次の試験に集中できないでいると、失敗を巻き返せたはずの問題を失うことにも繋がります。
休憩時間は「休憩をする」ことを徹底してください。
答え合わせは、全ての日程が終わってからで良いのです。
7.こまめにエネルギー補給をする
頭を使うことはもちろん、普段と違う環境にいるだけでもエネルギーは消費されます。
そのなかでコンディションを最高の状態にし続けるためには、こまめにエネルギー補給をする必要があるのです。
チョコレートや飴、ナッツなど、こまめにエネルギー補給ができるアイテムを持参し、休憩のたびにこまめに補給するようにしましょう。
また、昼食をしっかり食べてしまうと、消費のために血流を使う必要があり、結果として眠くなったりして脳の働きが悪くなってしまいます。
心がけるべきは、「少ない量を頻繁に」です。
おいしいものは心の栄養にもなります。
緊張の中でも、こまめに食べられるもの、食べるとリラックスできるものを選ぶのも良いでしょう。
受験前日・当日にやってはいけない行動
1.普段と違うことをする
起きる時間・寝る時間や勉強時間など、当日に向けたルーティンを整えている方も多いでしょう。
「前日だから」「当日だから」とそのルーティンを崩してしまっては元も子もありません。
そもそも、ルーティン作りは「試験当日の特別な日程で緊張しないように」という目的でするものです。
試験当日の日程や時間を日常に落とし込むことで、試験日を『特別な日』にして緊張しないようにするために行うものなのです。
前日だから、当日だからと「特別なこと」をするのではなく、「いつものルーティンを、いつもより丁寧に」行うことを意識するようにしてください。
2.がっつり勉強をする
これまで頑張ってきたからこそ、やりたいことや叶えたい未来があるからこそ、これまで沢山の努力をしてきたことでしょう。
また、失敗したくないからこそ最後の最後まで気を抜けないという方も多いはずです。
しかし、明日の試験まで時間がないからといってこれまで勉強してきた範囲を総復習しようとしたり、不安なところをとにかく詰め込もうとするのは逆効果です。
詰め込んだ内容が本番で功を奏することも稀にありますが、あなたの本当の実力は「これまでやってきたこと」です。
試験前日は不安で押しつぶされそうになるかもしれませんが、そこで不安要素を詰め込むのではなく、ボロボロの参考書を見返したり、束のように積み上がったノートを見たりして「自分はこれだけやってきた」「自分はこれだけ努力できる人間なんだ」と自信をつけるために参考書やノートを見るようにしましょう。
3.徹夜する
先にも説明した通り、睡眠時間は脳のコンディションに直結します。
不安になって試験前日に思い切り勉強をしたり、眠れないからといってSNSを開いたり、無理に寝ようとすることはかえって脳のコンディションの悪化に繋がります。
緊張や不安で眠れないこともあると思いますが、大切なのは「無理に寝ようとしないこと」と「眠れないからといって活動をするのをやめること」です。
どれだけ前日に詰め込んだり不安を解消したりしても、当日のコンディションが悪ければ結果もついてきません。
体調面でも脳の面でも、コンディションを悪化させず、むしろ最高のものにするために、徹夜をすることだけはやめるようにしましょう。
努力を裏切らせないために
いかがでしたか?
「努力は裏切らない」という言葉はよく耳にしますが、試験本番のあなたのコンディションが悪いとあっけなく裏切られてしまいます。
本番に一番強いのは「いつも通りのあなた」です。
また、試験当日に「いつも通りのあなた」を創るのは準備や心がけです。
これまであなたがしてきた努力を裏切らせないために、メンタル面や体調面までも管理や準備を怠らないようにしましょう。
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