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もう悩まない!自分にぴったりな大学志望校の決め方10か条
大学受験のために必須なのは志望校の決定。すんなり決まる人もいれば「本当にこの大学でいいの?」「自分にぴったりな大学がわからない」と悩んでしまう人もいるでしょう。 そもそも無理に志望校を決める必要はあるのでしょうか?ここでは志望校を決めなければいけない理由から、志望校を決める際の具体的な10か条について詳しく解説します。
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なんで志望校を決めなくちゃダメなの?
「勉強を頑張っていれば実力はつくし、最終的に受けられるところを受ければいいのでは?」と考えるのは大学受験ではNGです。
その理由は、大学・学部ごとに入試が大きく異なるため。その理由を具体的に見てみましょう。
受験校によって試験科目はまったく違う!
大学受験では、大学・学部ごとに試験科目や出題内容がまったく違います。
志望校を決めないままでとりあえず勉強をしていくと、「入試に使わない教科まで頑張って勉強していた」なんてことにも。限りある時間の中で、入試に使えない教科を勉強をするのは非常にもったいないですよね。
志望学部まで決めよう!
志望校を決めるときは、必ず志望学部まで決めましょう。
というのも同じ大学でも、学部によって難易度や試験内容、合格点が異なることがよくあるためです。
例えば英語なら、リスニングの有無・長文の長さ・英作文の有無など出題の仕方など、学部によって大きく異なることがあります。「○○大学の英語」とひとくくりに考えることは不可能なのです。
このように同じ大学でも学部が異なれば必要な対策が大きく異なります。無駄のない勉強をするためにも、志望学部を決めることは非常に重要です。
志望校の決め方 10か条
「そうは言っても自分に合った志望校が分からない!」という方は、次の大学志望校の選び方10か条を参考に、志望校選びの視点を確認していきましょう。
①自分のやりたいことから決める
将来就きたい職業・入りたい会社・やりたいことが決まっていれば、おのずと学部や学科は決まります。
これは「自分が何が好きか」とは少し違います。「なんとなく興味がある」だけで選んでしまうと、「それじゃあ、大学卒業後はどうする?」となったとき、いざ就職となったときに困ってしまうかも。
ポイントは、卒業後の自分のやりたいことが具体的にあるかどうか。大学で身につけたことをどのように社会で生かすかまで考えてみてください。
②国公立か私立かで選ぶ
国公立か私立かで、「学費」や「入試制度」が大きく異なります。この2つは次のような違いがあります。
・学費の違い 私立:年間約100万円 国公立:年間約50万円
・入試制度の違い 私立:個別試験 国公立:共通テスト+個別試験
・入試科目の違い 私立:1~3科目 国公立:(5教科7科目)+2~3科目
・受験回数 私立:複数受験可能 国公立:ほぼ一発勝負
どちらにするかで、費用や受験で勉強する科目数が大きく変わります。お金の面は親御さんともしっかり相談する必要がありますね。
③大学の雰囲気から選ぶ
大学によって、伝統的な雰囲気のある学校だったり、新しいことにどんどんチャレンジしていく雰囲気のある学校だったり様々です。
これは各大学のHPを読んだり、オープンキャンパスに行って確かめることができます。可能であればその大学に通っている先輩に話を聞くなどして、大学の中の雰囲気を知りましょう。
④大学の設備や環境から選ぶ
特に理系志望で実験を多くする場合、研究設備が充実していることは重要です。また、学生が利用できる施設の充実度も大学によって大きく異なります。
これらはHPから知ることもできますが、やはりオープンキャンパスなどで実際に見て、施設の広さやきれいさなどを体感してみることがおススメです。
⑤キャンパスの場所から選ぶ
合格して実際に通うキャンパスの場所はどこになるでしょう。
キャンパスの場所によって、自宅から通うことになるのか、1人暮らしをすることになるのかが決まります。そうするとかかる金額も大きく変わってきますよね。
注意したいのが、キャンパスが複数ある大学です。主要なキャンパスは都内にあるけど、自分が受験する学部は違う場所だったということもありますから、しっかり確認しておきましょう。
⑥偏差値から選ぶ
現時点での偏差値から、それに準じた受験校を選ぶこともできます。
ただし、最初に志望校を決めるときは「少し高望み」くらいに決めるのがおススメ。最終的に志望校を変えることになっても、偏差値の高い学校から低い学校に変えるのは比較的容易です。
これからの勉強次第で成績は上げていけますので、高みを目指して頑張って勉強を積み重ねていきましょう。
⑦受験科目から選ぶ
大学・学部によって受験科目は異なりますから、受験科目のチェックは必須です。
「とりあえず理系が苦手だから文系科目で受けられればいい」などと考えていると、実際に志望学部を文系科目で受けられる学校はほんの数校だったりすることも。逆に「多分受験で使う」と想定して苦手な数学を頑張ったのに、実際には必要なかったなんてこともあります。
損をしないためにも、現在の得意・不得意をよく考えた上で受験科目を確認し、志望校決めにつなげましょう。
⑧入試制度で選ぶ
学校によっては学費の全額や一部が免除になる「特待生制度」や、一般入試よりも前に行われる「推薦入試」などの入試制度があります。また、入試に英検などの外部検定利用ができる制度を設けている学校もあります。
学校によって出願時期や利用できる条件など様々。推薦入試や外部検定利用は一般入試よりも早めの対策が必要なので、利用を考えているなら早い時期に動き出しておきましょう。
⑨就職支援から選ぶ
卒業後の就職までを見据えているなら、各校の就職サポートの手厚さも重要です。
特に私立大学では就職支援に力を入れているところが多く、構内で企業説明会が行われていたりするところも。就職支援の有無は学校HPからでも確認できます。
⑩試験日もチェック!
意外と忘れがちなのが試験日です。
試験日がかぶっているとそもそもどちらかを選ばなければならないので、出願当日に慌てないよう必ずチェックしておきましょう。
親との相談はマスト!
国公立と私立の違いでも出てきましたが、受験校によって学費などが違いますし、そもそも大学は受験するだけでもお金がかかります。
例えば2022年の共通テストの受験料は、3教科以上:18,000円 2教科:12,000円、私立大の場合は、平均30,000~35,000円が相場です。学部によってはさらに受験料が高くなることも。
「親に迷惑をかけないようになるべく安く抑えよう」と考えるのではなく、しっかりと相談した上で自分が譲れないところ・自分がするべきベストな選択を親御さんととことん話してください。
目標が決まれば勉強もより濃いものに
志望校が決まれば、志望校に合わせた勉強が進められます。早く志望校が決まればその分だけ志望校に合わせた無駄のない勉強ができ、最短距離で合格まで走っていけます。
また具体的な大学生活を思い描くことで、日々の勉強のやる気もUP!
もちろん一度決まった志望校が途中で変わってしまうこともあります。ただ志望校決めで深く自分と向き合っていれば、志望校の変化にも対応しやすいはずです。
なるべくたくさんの学校を調べ、比較して、自分が納得する志望校を決めましょう!
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