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自分にぴったりの塾がわからない…塾選びの基本を解説!
たくさんある塾の中から自分にぴったりの塾を選ぶのはとても難しいと思います。 ここでは、どんな塾があるのか?塾を選ぶ時のポイントって?など塾選びの基本を丁寧に解説します。
- 目次 -[非表示]
塾にはどんな種類がある?
一言で塾と言ってもさまざまなタイプがあります。まずはその種類を確認しておきましょう。
・予備校
一流講師の授業を受けられ、大手予備校であれば実績も豊富。
・集団授業
学校のようにカリキュラムが決まっていて、教室の前で先生が大勢の生徒に対して授業をする形式。同じ目標に向かって勉強する仲間がいる一方、ある程度自分でモチベーションや勉強管理ができる必要があります。
・個別授業
先生と1対1や1対2の形で、自分の苦手を完全オーダーメイドでとことん勉強できます。先生との相性が重要だったり、授業料が高めに設定されていることが多いです。
・映像授業
予備校講師の授業を動画を見て勉強します。東進ハイスクールのように校舎に通うタイプと、スタディサプリのようにアプリで配信される映像で勉強するタイプがあります。
・オンライン授業
近年増加しているのがオンライン授業です。個別だったり集団だったり様々で、オンラインのみの塾や、実際の校舎もありながらオンラインの選択もできる場合があります。
・自習管理型塾
普段の勉強をスケジュール管理や面談を通して管理し、学習習慣をつけることを目的とした塾です。
どの塾も一長一短です。それぞれの特徴を理解した上で「自分に合いそうな形式はどれかな?」「自分の通える範囲にはどのタイプの塾がある?」と考えてみましょう。
大学受験のための塾を決める11のポイント
何となく自分にはどんな形式の塾が合うかなと考えられたら、もう少し大学受験について掘り下げてみます。次の11のポイントを通して自分に合う塾を考えてみましょう。
自分の志望校に強い塾か?
志望校が決まっていれば、塾を判断する大きなポイントは「自分がこの塾で志望校に合格できるか?」です。
大きな判断材料となるのは「合格実績」です。もし自分の志望校・志望学部に何年も合格者を出していなければ少し心配。ただ、数字はあくまでも参考と考え、他の面での塾との相性も合わせて総合的に判断しましょう。
塾は他にもどんな学校に強いかが異なります。
・国公立に強く他教科を広く勉強できる
・私立の受験に強い
・特定の大学専門
・理系or文系に強い
・医学部や東大京大などハイレベル校専門
「○○大学の△△学部」のように特定の学部に特化した講座を開いている塾もあるので、自分の進む道を踏まえてよく調べてみましょう。
内申点や定期テスト対策ができるか?
「学校推薦を狙っている」「学校のテストが難しくて自分では対策できない」場合、大学受験を見越して塾で対策をすることもできます。
一方予備校では完全に大学受験に向けた授業をしていることがほとんど。学校のテスト対策はあまり手厚くないことが多いので、内申点対策がしたいなら集団授業などの塾がおススメです。
勉強の仕方や学習習慣をつけられるか?
塾に通ったからと言ってそれだけで成績が上がるわけではありません。大学受験において勉強している時間は、授業以外の自習の時間が圧倒的に多いためです。
そうすると自習時間の勉強を充実させることが大切ですが、「普段の勉強をどう進めていったらいいのかわからない」「塾の授業以外の時間でさぼってしまう」という人もいます。その場合は、授業以外の勉強の面倒も見てくれる個別授業や自習管理型の塾がおススメです。
フォロー体制が十分か?
受験生のフォロー体制の有無も大事なポイントです。
・常に質問対応の先生がいる
・定期的な面談がある
・メンタルサポートをしてくれる
質問対応の先生が日によって不在だと、やる気も半減します。塾によっては専用アプリなどで24時間質問受付をしていることも。
また受験は本番直前になるほど精神的に不安定になるものです。臨床心理士がいる塾やコーチングを取り入れている塾もありますので、チェックしてみましょう。
自習室は充実しているか?
大規模な塾は自習室がいつも埋まっていて思うように使えないこともあります。また、自習室にいる質問対応の先生が、一定以上の学力を有していることは重要です。
また、塾によってはオンライン自習室を提供しているところも。入室する際にその日の目標を先に宣言してから勉強をはじめるなど、それぞれ特徴があります。
塾はどんな雰囲気か?
アットホームな雰囲気の塾や、みんなが粛々と勉強している雰囲気の塾などあります。どちらが絶対に良いということではなく、どんな雰囲気が勉強のモチベーションを維持するのに合っているかを考えてみましょう。
塾へは遊びに行くのではなく、勉強をしに行きます。いくら好印象の塾でも、アットホームが過ぎて塾に遊びに行く感覚にならないように注意が必要です。
先生との相性を大事にしてくれるか?
特に個別授業の塾では、先生との相性が成績に直結することもあります。
最初に生徒の個性を丁寧に聞き出してくれたり、途中で合わないと思ったら先生を変えてくれるなど、柔軟に対応してくれるかを確認しましょう。
生徒の都合にあわせてくれるか?
中高一貫校や私立高校に通っていると、学校独自のカリキュラムで授業が進んでいるので、集団授業のカリキュラムとは合わないこともあります。各学校の進度に柔軟に対応できないと、「すでに学校で習ったことを塾でもう一度習う」など二度手間になることも。
また部活が忙しい人は、塾の授業を思うように受けられないこともあります。その場合、振替や補習をしてくれるかも大事です。またそもそも映像授業ならば部活が忙しくても、自分のペースで進められるのでおススメです。
受験情報が豊富に得られるか?
大学受験は情報が大きな武器です。
入試問題の出題傾向や、今年はどんな問題が出題されそうか、自分の受験年度の入試はどのような変化が起こりそうかなど、塾や予備校で最新情報を得られ、それが合否を大きく左右します。
地域密着型の塾ではその地域の大学の情報に偏っていて、都心部の大学の情報が乏しいなんてこともありますので、「塾の先生は志望校についてどれくらい知っているか」をよく確認しましょう。
忘れてはいけない費用
塾には多大な費用がかかり、安くすむことは魅力のひとつでもあります。
しかし、塾の費用は安ければよいわけではありません。安いからと言って自分に合わない集団授業を取り続けるより、個別授業を1つとってとことん日々の学習改善から苦手克服までしてもらう方がよほど有益です。
費用は忘れてはいけない点ですが、自分に必要なことだと思ったら親御さんに遠慮しすぎるのもよくありません。自分なりに費用対効果を考えてみましょう。
適当な理由で選ぶのはNG!
「友達と一緒のところに通いたい」「とりあえず大手」「家から近い」など塾の内容を十分に考えずに選ぶのは絶対にNGです。
友達の存在は確かに励みになる場合もありますが、デメリットになる可能性もあります。あくまでも塾は自分を高めに行く場所。自分の性格を考えつつ、自分のための塾を選びましょう。
いろいろな点から塾を比較してみよう
塾のタイプは様々。住んでいる地域によっても選択できる塾はいろいろあります。自分の性格・志望校・現時点での学力など、総合的に考えて塾を比較してみましょう。
もちろん塾は自分1人で決められません。費用面では親御さんにしっかり相談しつつ、自分が勉強に集中できる塾を選んでください。
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